聖山 高野山お盆ですね。お盆の間は忙しくてなかなかPCを開く時間もなく、久しぶりです。 ご無沙汰している方どうもすみませんでした。 毎日暑いです。 昨日は夫と私の両親とで高野山へ行ってきました。 高野山は和歌山県にあります。 大阪側から車でくねくね道を登っていきます。 お盆なので混んでいるかと思っていたのですが、朝雨が降ったせいでしょうか意外に混んでなくてスムーズのたどり着けました。 ものすごい山の中を長い距離走り、どんな山奥なのかと思ったら、高野山の頂上にたどり着くと、まあびっくりするくらいのたくさんの寺院の数に圧倒されてしまいます。 お店もたくさんあり、仏教の一大巨大施設の様にも思えるのです。 しかも、寺院一つ一つがものすごく大きく立派で、今までこのような雰囲気を味わったことがありません。 高野山は海抜1000メートル。 東西5,5キロ、南北2,3キロの山上盆地です。 今日の気温は19,7度でとっても涼しいです。 弘法大師・空海は20才で出家し、31歳の延暦23年(804)唐に渡り、都長安で正統密教を極め、真言密教を各地に広めました。 当時の帝、嵯峨天皇より高野山を賜り、開創、これが高野山金剛峰寺の始めと言われています。 まず、高野山金剛峰寺を目指すことにしました。 今日はあまりにも大きな建物なので真ん中のところだけ写真を撮りました。 本当は両側にも建物が続きすごく大きなものです。 高野山金剛峰寺は、高野山真言宗3600ヶ寺の総本山の山上のほぼ中心に位置しています。 高野山一山の総称でしたが、豊臣秀吉が亡母の菩提供養のために建立した青巖時の寺号を明治元年に金剛峰寺に改めたそうです。 高野山は密教文化の宝庫です。 国定指定文化財210、県指定40、計250件、点数にして28000点と言われています。 見てまわりたいところは100箇所以上ありますが、とても全部行ききれるものではありません。 今日は高野山金剛峰寺と奥の院の2箇所を見ることにしました。 金剛峰寺でお参りをすませ、高野山の中心地でお昼を頂くことにしました。 お店はたくさんあります。 花菱という綺麗で上品なお店で精進料理に近いお弁当ランチを頂きました。 さて次は奥の院ですが、あるくと3キロくらいあるのでバスに乗ることにしました。 バス停10個くらいで奥の院に着きました。 奥の院はこれまたものすごく大きな敷地です。 入り口から入り、少し歩くと奥の院の建物までの間にたくさんのお墓がありました。 ここでは誰もが受け入れられるのでしょうか。 本当にいろいろなお墓があるのです。 入って一番最初にめにとまったのが、ロケットの形をしたお墓です。 10メートルくらいあるのではないでしょうか。 石でロケットの形を作っているのです。 その近くには、ヤクルトのお墓もありました。 それから、シャープのお墓は薄型テレビの形をしています。 なんと、しろありのお墓もあるのです。 シロアリ駆除の会社がしろありに成仏してもらえるように創ったのでしょうか。 また、UCCコーヒーのお墓もありました。 どんどん行くと有名な人のお墓もたくさんあります。 武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、大岡越前守、石田三成、明智光秀、芭蕉の句碑もありました。 なんと、織田信長のお墓もあります。 豊臣秀吉のお墓はとっても大きかったのですが、織田信長のお墓は本当に小さいのです。 まあ、あれだけたくさんのお寺を焼き討ちにしたのにこうして弔ってもらえるだけでも、ありがたいというものかもしれませんね。 そのほか、浅野内匠頭四十七士や春日の局のお墓もありました。 お地蔵さんもたくさんあります。 そういえば、阪神大震災で亡くなられた方が入られている大きなお墓もありました。 お墓と言えばちょっと恐い感じがするのですが、たまたまお盆で人も結構多かったせいでしょうか、それともここの場所の持つ誰でもを受け入れる広い心の現われのせいでしょうか、あまり恐く感じないのが不思議です。 奥の院の敷地の一番奥には建物があります。 その裏側に、奥の院弘法大師御廟(オクノインコウボウダイシゴビョウ)がありました。 ここは、奥の院最奥です。 三方を山に囲まれそのすそを多摩川が流れる静寂の地です。 大師信仰の中心聖地です。 入定前に大師自らが、この地を入定留身の地として定められたといわれています。 ここで、ろうそくとお線香をあげ、お祈りをしました。 奥の院の建物の中には灯篭がたくさんありました。 ”貧女の一燈、長者の万燈”伝説があり、全国の信者から献ぜられているのだそうです。 目的を達成したので、奥の院をあとにします。 ところで、高野山でもっとも有名な食べ物は胡麻豆腐です。 せっかく、ここまで来たので買って帰ることにしました。 一番有名なお店は『濱田屋』と聞いています。 奥の院からはちょっと遠いので、バスで高野山金剛峰寺の方向へ戻ります。 小田原というバス停で降りて歩いてすぐだそうです。 早速行ってみることにしました。 遠くからでも、わざわざここの胡麻豆腐を食べたいために来る人もいるそうです。 濱田屋の胡麻豆腐は翌日になると味が全く変ってしまうといわれているほど繊細なものだそうです。 (私は今日食べましたが、何とも言えない舌触りと触感です。 こんなに美味しい胡麻豆腐は食べたことがありません。 さすが、有名なはずですね。) さて、今日は車とバスに乗り継いでのちっちゃな旅でしたが、結構歩いたような気がします。 帰りも車でくねくねの山道を降りていきました。 途中、かじかドライブインで少し休憩しました。 余談ですが、ここのおでんが美味しいと聞いていたので食べてみることにしました。 私の友人はあまりの美味しさに、2ヶ月に一回わざわざここまで、買いに来るのだそうです。 うん、確かに美味しい。 こんにゃくは、こんにゃく芋もおいしいし、味付けもすごい。 高野山へ来る人には是非お薦めです。(笑) まあ、今日はお参りというか食べる物の話と言うか何だか分からなくなってしまいましたね。 ついでなので、今日は食べ物の話でまとめることにしましょう。(笑) 最後に帰りの道中の橋本では『田中』というお店で柿の葉寿司を買いました。 ここが、柿の葉寿司の本家本元だそうです。 家で食べたのですが、まあ、本当に美味しかったです。 今回は古代史にはあまり関係のない旅ではありましたが、一度は訪れたかった高野山と美味しいものとの出会いを中心とした楽しい旅でした。 さて、私のお盆休みは今日までです。 明日から、仕事に復帰です。 頑張らなくっちゃ。 では、今日の長い文章を読んでくださった方、本当にありがとうございました。 また、よろしくお願いいたします。 |